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八幡野おじさん

あまりに更新しないのも寂しいので、昔話をひとつ。
15年前の晩夏、東伊豆の八幡野での出来事。

ここは関東の磯釣り発祥の地と言われ、かつてはヒラマサフィーバーに沸いた磯です。神津で味をしめた僕たちは、八幡野のマサキでカゴ釣り!「ヒラマサよ、もう一度!」と淡い(あさはかな)夢を抱いていたのでした。

僕の装備は相変わらず…オレンジの救命胴衣(2000円)、チェック柄のイージーパンツにねじり鉢巻姿(神津島の奇跡の巻、参照)。意味不明の格好で、およそ釣り人には見えません。しかし、自信は満々!「ヒラマサ?ああ、釣ったよ。120cm位だったかな?フフッ、まあ、ここでも50~60cmの青物は来るんじゃない?」なあんて、まるでヒラマサ師を気取って鼻高々…。
しかし、そこは釣歴数ヶ月のド素人。タックルは例の5号竿にスピニング。発泡ウキにジェットカゴをつけてハリスは10号(!?)。しかも、カゴ釣りは、ほぼ初めて(!!)ときています。

第1投目。「うりゃー!」→「バイーン!バチッ!」(カゴが竿にぶつかる音)
おっと、いけないいけない。ベールをあげ忘れた。わたくしとしたことが…。

第2投目。「とりゃ-!」→「ヒュルヒュル~ボチャン!」(右斜め45度、推定10メートルの海面に着水音探知!)
おやおや、指を離すのが早かったようだ。わたくしとしたことが…。

第3投目。「でりゃー!」→「ボチャン!」(正面、5メートルの海面を強襲!)
・・・・・・(無言)

第4投目。(以下省略)

こんな調子で小一時間。はじめ君が気持ちよ~くカゴをすっ飛ばしている横で、「バチッ!」とか「ボチャン!」とか変な音を立てながらカゴを投げていると(投げれていない)、背後から見知らぬおじさんが「頑張ってるねえ!」と声をかけてきました。少し前から駐車場の柵に腰掛け、こちらの様子をみていた人でした。自分のカゴ投げの下手さにくじけそうになっていた僕ですが、他人の前で弱音は吐けません。かろうじて残っていたプライドを建て直し、「(ヒラマサ師風に)ああ、どうも。」とシブ~く答えました。僕の仕掛けを見たおじさん、まずハリスに目をつけます。「太いハリスだねえ!なに狙ってるの!?」「まあ、ヒラマサとかブリとかっすね。」と、シブく答える僕。「大丈夫!今日はいないから!」と、おじさん。「…(え、いないの?)」と、急に恥ずかしくなった僕。するとおじさん、「これじゃ釣れないよ、細いのにしよう」と僕のハリスを取りかえちゃいました。そして、
おじさん:「あとさあ、投げ方だけどさあ、剣道やったことある?」
僕:「え?剣道?ありますけど…」
おじさん:「面だよ面、め~んって!」
僕:「はあ…」
おじさん:「真上に振りかぶってさ、め~ん!(身振り手振り付き)」
僕:(竿を構えて)「め~ん」

飛びました。いきなり最長不倒距離更新です。何本か僕の面打ちを見守った後「そうそう、その調子!頑張ってね」と言葉を残し、おじさんは駐車場へと戻って行きました。
その後、駐車場からのおじさんの熱い視線を感じつつ面打ちを続けていると、ついにウキが消えました。上がってきたのは30cm位のソウダガツオ。「おじさん、やったよ!」と駐車場を振り返ると、そこにはもうおじさんはいませんでした…となると美しいエンディングなのですがそうではありません。釣れた様子を見るや否や、おじさんは一目散にこちらへ走ってきて「ね!釣れたでしょ!よかったね!」と一緒に喜んでくれたのでした。うれしいような、はずかしいような…複雑な気持ちでいっぱいでした。

今となってはとても良い思い出です。この時のおじさんの満面の笑顔はいまでも忘れられません。そして、終始無言で、ニヤニヤとウスラ笑いを浮かべてこちらを見ていたはじめ君の“ツラ”も忘れられません…。

追伸:八幡野おじさんへ。最近はカゴは全くやらなくなってしまいました。でも、今でもフカセで遠投するときは心の中で「め~ん!」と叫んでいます。あの時は本当にありがとうございました。


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| 釣行記 | 13:47 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

何とも微笑ましい昔話ですなーw
その八幡野おじさんは余程の世話好きなのか、それとも当時のGatchanさんが余程放っておけなかったのか……。
でも釣った瞬間の満面の笑み、何だか想像出来てほんと微笑ましいです。
これは、いつの日か今の勇姿を見せなきゃなりませんね~(^^;ゞ

| masaya | 2010/06/02 13:21 | URL | ≫ EDIT

masayaさん、
いやあ、本当に良いおじさんでした。
ご存知のとおり、僕はお世辞にも愛想は良くないのに、どうも昔から色々な人々(見知らぬ人々!)が面倒見てくださるんですよね…。
よっぽど見るに見かねるのでしょうね(汗)。

そのうち、第2弾“石取根のタカベじいさん”のお話もアップします!

| Gatchan | 2010/06/02 16:21 | URL |

懐かしいね~

ほんと、いいおじさんだったなぁ~。
俺まで指導されたらどうしよう!?と身構えていたら、「こっちは慣れてるからダイジョブだな」と合格点をもらったのは、ほっとした出来事でした。Gatchanは、特に素人丸出しだったもんね(笑)。
タカベじいさん編も期待してます!
私はちくっとプチ夜釣りに行ってきます。大漁だったらパーティーね!

| はじめ | 2010/06/02 17:08 | URL |

Gatchanさん

こんばんは~
心温まる、お話ですね。
「釣好きには悪い人はいない」
と言ったものですが、
お手本になるような方ですね!!

私も、江ノ島の裏磯で初めて籠釣をした時
同じような経験をしたことがあります。
投げ方を教えてもらった挙句、平宗田鰹まで
頂いて。。。

本当に釣りって良いですよね~

PS:「釣りも料理」も修行の身ですので、これからも頑張りますので宜しくお願いします!

| 海の幸 | 2010/06/02 21:07 | URL | ≫ EDIT

はじめ君、パーティよろしく!頑張ってきてね~(^^)ノシ

海の幸さん、
本当に釣人に悪人はいませんね!
僕はゴルフも少々やるのですが、仮にゴルフでこれをやったら(やられたら)、100%大喧嘩になるでしょうね!

釣りという懐の深~いフィールドのなせる業でしょうね!
釣りは素晴らしいです!

| Gatchan | 2010/06/03 08:54 | URL |

最後のお二人の笑顔が目に浮かびます(^^ゞ

プロっぽい?人は釣れてもシラーっとしている人いますが、本当は嬉しいなら、満面の笑みを浮かべてほしいですね^^;

私もフカセ釣りを始めた頃は大昔のフローティングベストに、ユニクロのウィンドブレイカー姿でした。
そんな格好の時の方が、よく話しかけられましたね(^^ゞ

その後、年無を釣ったとき撮ってもらった写真を見て、シマノのウェア買いました^^;

| かず郎 | 2010/06/07 22:30 | URL | ≫ EDIT

かず郎さん、こんにちは。
classicの写真でおわかりのとおり、今振り返るとわれながら「イタイ」格好をしてます…。
最近はウェアこそ、それなりになってきましたが、肝心の腕前が…。
日々精進です!

| Gatchan | 2010/06/08 12:26 | URL |

記事を拝見感激です。

http://smcb.jp/_as01?album_id=367037
http://smcb.jp/_as01?album_id=469483
なかなか感激しました。釣り永くやってるといろんな思いでありますね。
よろしくです。

| こばちゃん | 2012/02/26 15:59 | URL |















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